風都町について
ひとつの舞台を共有するにあたり、台本に取り入れやすいように町の設定を細かに決めていました。
シナリオに組み込まれていない設定も多くありますが、読む・聞く上でより深く楽しんでいただけるかと思い、町の設定も記載させていただきます。
「風都町(フウトチョウ)」
────風巡る古き良きみやこ町
・現代日本に準拠。
いわゆる地方の中でも栄えてる方の田舎。
多くの市区町村と合併を繰り返し、
かなり大きな町に発展。
市民の意見を反映し、
あえて「風都市」ではなく「風都町」
盆地のような地形の為、夏は暑く冬は寒い。
季節の特徴がはっきりしている。
(地図制作・協力:ケンの中のケン様)
●全区共通
・区の大きさは、南>北>西>東の順に大きい。
・北区は面積は大きいが、そのほとんどが遊山の森で覆われている。
森の周辺に、かろうじて住宅地がいくつかある程度。
・町を横断するようにバイパスが通っている。
南から西へ向かって緩やかなカーブを描いて、後は山に沿っている。
・通常バスと市内巡回の観光向けバスがある。
観光向けバスは、1日フリーパス等を発行している
・風都町には数多の伝承が残されているが、
そこに出てくる怪奇現象は歴代の土地神と力のある妖たちの
ちょっとしたお遊びなことがほとんど。
・駅周辺は深夜まで営業しているような店舗が多く並ぶが、
繁華街とは逆口に歩けば寂れたシャッター街が続くゾーンに入る。
煌びやかさと侘びしさが漂う。
・「駅前通り」という通りが敷かれている。
中程には広場が設けられており、住民の憩いの場として使われている。
週末になると野外ステージが設けられ、小規模ではあるがイベントが行われて賑わいを見せる。
・由緒正しい神社仏閣や明治・大正時代の建造物が残された古き良き観光地。
観光客向けの出店やお土産屋が並ぶ「科戸大通り(しなとおおどおり)」が有名。
隣町の駅から主要観光地を巡るバスが出ており、外来客はもっぱらそちらを利用している。
・通りの始まりに時計塔【科戸時計台】
また、中程には樹齢数百年の桜が植わっており、住民たちからは【桜の広場】の愛称で親しまれている。
・どちらも周囲にベンチや休憩所が設けられており、ゆったりとした空気が流れている。
・幼稚園から大学までの一貫校「時ツ風学院(ときつかぜがくいん)」があり、
その周囲を住宅街が囲んでいる。
・勉学やサークルでは可もなく不可もなく、男女ともに制服のデザインが良いとして生徒からは人気。
・南区にある教育機関は「時ツ風学院」のみ。
ただ、他の区には小規模の教育施設がいくつかある。
・「遊山(ゆさん)」と呼ばれる山とそれを囲うような森がほとんど。
登山コースがあるなど整備はされているが、舗装された道を外れると日が射さず、
鬱蒼とした空間へガラリと印象を変える。
多くの怪異が眠っていると言い伝えられているが、
突拍子もない伝承が多すぎて住人らは信じていない様子。
・遊山には名のなき土地神が一柱住んでおり、その世話係と遊山自体の管理をする一族がいる。
また、遊山には「龍穴」があり、これが常世と現世を繋げているために、
妖どもが常にうろうろとしている。
・土地神が気に入れば、力のある妖に神力と共に、役目を与えることもある。
それらが神の代理として働くことも。
土地神が、「これに力を与えたから住むところ用意しといて」とかいう無茶振りをすると、
山の適度な場所に祠を作ってくれる。
・遊山に現れる妖怪は、善良なもの、悪しきもの、半々ずつ。
しかし、善良=悪意がないというだけで、人からしたら大惨事とかよくある。
どちらにせよ、己が楽しければオールOKみたいな精神だから、人とは相容れない部分も多い。
→配置を大まかに分けると、幼小と中高大はまとまって建てられているように見えるかも。
→中高の校舎は別々だが、偶数階にかけられている渡り廊下によって繋がっている。
→校庭は各校舎に設えられているが、クラブ・サークルで使うような大がかりな設備は、
すべて大学の敷地内にある。
→校風として、「穏やかな上下関係を築くこと」を目指しているので、
わりと先輩後輩で登下校している姿を見かけられる。
→幼稚園生は送迎バスを使っている。
→小学生は班ごとに登校。
→市外から登校する生徒向けに、スクールバスの用意あり。
→体育祭、文化祭等がある場合には、全校生徒参加の一大イベントになる。
→地域密着型なので、街でのお祭りに参加したりもする。
→敷地内に高校、大学生向けの寮がある関係上、セキュリティはかなり厳しい。
夜間巡回の警備員多数。防犯カメラの設置他。
→中途転入はかなり希。転校生間もない頃はちょっとした有名人扱いになる。